現在のラボ:セントラルラボ
○可溶性ELAM-1(2019年3月29日ご依頼分をもって受託中止)
項目コード:02569 8(旧 2569 1)
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
可溶性ELAM-1(2019年3月29日ご依頼分をもって受託中止)
5J462-0000-023-023 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
(1ヵ月)
- 事前にご確認ください
-
ELISA
ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。 - 17.9~79.2(参考値)(ng/mL)
-
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
ELAM-1(Endothelial Leukocyte Adhesion Molecule-1, E-Selectin) はセレクチンファミリーの一つで細胞表面に発現する 115kdの糖タンパクである.その発現はIL-1やTNFαの刺激に反応した血管内皮上に生じ,刺激後4時間で発現はピークに達し,その後24時間で消失する. ELAM-1は好中球,単球,memory T-cell の一部に発現されているシアリル化, フコシル化された分子 (シアリルルイスX, SleX ) をリガンドとしている.尚, SLeX は腫瘍細胞上にも多量に発現されていることが知られている.
可溶性ELAM-1(sELAM-1) は健常人においても検出され,その濃度は炎症性の疾患により上昇する. またその生理活性は好中球走化能の亢進があり,このことからARDS(成人呼吸窮迫症候群),MOF(多臓器不全),敗血症ショックへの関与が考えられている. さらにELAM-1の発現は内皮細胞に限られるので,sELAM-1の血中レベルは内皮細胞の損傷, あるいは活性化の特異的なマーカーとしても期待されている.
異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患
がん
参考文献
臨床意義文献
光岡 ちか子 他:臨床免疫 28-9-1157~1163 1996