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CDトキシンB遺伝子 定性

  • 検査項目

    検査材料
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    検査方法
    実施料
    判断料
    所要
    日数
  • CDトキシンB遺伝子 定性
    6B642-0000-015-862
    便
    1.0g
    F00
    冷蔵
    PCR(リアルタイムPCR)

    リアルタイムPCR
    PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり,分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより,PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。


    450
    ※7
    2~4

備考


単独の検体にてご依頼ください。
基準値:陰性
凍結保存は避けてください。

診療報酬

D023-2(05)
クロストリジオイデス・ディフィシルのトキシンB 遺伝子検出
微生物学的検査判断料150点

  • 別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関において実施した場合に算定する。
  • ア 「クロストリジオイデス・ディフィシルのトキシンB遺伝子検出」は、以下の(イ)から(ハ)をいずれも満たす入院中の患者に対して実施した場合に限り算定する。
    (イ)クロストリジオイデス・ディフィシル感染症を疑う場合であって、「クロストリジオイデス・ディフィシル抗原定性」において、クロストリジオイデス・ディフィシル抗原陽性かつクロストリジオイデス・ディフィシルトキシン陰性であること。
    (ロ)2歳以上でBristol Stool Scale 5以上の下痢症状があること。
    (ハ)24時間以内に3回以上、又は平常時より多い便回数があること。
    イ 本検査は、関連学会の定める指針に沿って実施した場合に限り算定できる。なお、下痢症状並びに本検査を行う前のクロストリジオイデス・ディフィシル抗原及びクロストリジオイデス・ディフィシルトキシンの検査結果について診療録に記載すること。

容器

臨床意義

クロストリジオイデス(クロストリジウム)ディフィシルは一部の健常者の腸内に定着している嫌気性菌であるとともに、有芽胞菌であるため、抗菌薬治療などで正常な腸内細菌叢が乱されると異常増殖することや、エタノールなど一般的な消毒剤は無効であることが知られています。また、病原因子である毒素(Toxin AおよびB)の産生菌株が異常増殖すれば、下痢症や偽膜性大腸炎など多様な症状のClostridioides difficile infection(CDI)を発症することが知られ、まれに腸管穿孔や、中毒性巨大結腸症、まひ性イレウスなど重篤な病態を示し、死に至るケースも報告されています。
本項目は、糞便を検体として、クロストリジオイデス ディフィシルが産生するToxin Bの遺伝子(tcdB)をリアルタイムPCR法により定性的に検出し、高感度に毒素産生菌を検出することが可能となります。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

クロストリジオイデス ディフィシル関連下痢症(CDI)、抗菌薬関連下痢症

参考文献

測定法文献
松浦 成美,他:医学検査 67(4):451~455,2018.
臨床意義文献
日本臨床微生物学会 感染症領域新規検査検討委員会:Clostridium difficile 毒素遺伝子検査を踏まえた検査アルゴリズム,2017.

関連項目

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