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アスペルギルス抗体(2022年10月31日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止
    アスペルギルス抗体(2022年10月31日ご依頼分をもって受託中止)
    5E146-0000-023-092
    血清
    1.0
    S09

    A00
    冷蔵
    5~7
    オクタロニー法

    オクタロニー法(Ouchterlony method)
    平板内二重免疫拡散法
    平板内二重免疫拡散法と呼ばれるゲル内拡散法の1つ。ゲル内で抗体と抗原を拡散させ,抗原抗体反応により形成された沈降線の数や反応性の有無から,抗原と抗体の反応を確認する方法。

    陰性

備考

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容器

臨床意義

アスペルギルス症は,その病型によって諸種の血清学的検査が診断上きわめて有用である。Aspergillus属には300以上の種があるが,ヒトにアスペルギルス症,とくに深在性アスペルギルス症を起こすものとしてはAspergillus fumigatusが最も多い。
本検査は本菌種に対する抗体(オクタロニー法)を検出するもので,臨床診断や再燃・再発のチェック,治療効果予後の判定などに有用である。オクタロニー法は定着型の肺アスペルギロームでは強陽性,アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)などのアレルギー型では弱陽性,組織侵入型アスペルギルス症(アスペルギルス肺炎・肺膿瘍・播種性アスペルギルス症など)では抗体が検出されないことが多い。この主な理由として,組織侵入型アスペルギルス症では,免疫不全が基礎にあり,抗体が産生されるまでに死亡してしまうことが多いためである。
よって肺アスペルギルス症には有用であり臨床診断のほか再燃・再発をチェックするための追跡調査,治療効果の判定,治療中止時期の指標,予後の判定などに重要な検査である。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症, 肺アスペルギルス症

参考文献

測定法文献
浜本 恒男:臨床と微生物 15-3-352~356 1988
臨床意義文献
小原 共雄 他:日本臨床 48-増-375~377 1990

関連項目

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