現在のラボ:セントラルラボ
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現在のラボ:セントラルラボ
項目コード:02723 6(旧 2723 2)
検査項目
JLAC10
発色性合成基質法
ヘパリンを加えてAT-Ⅲ-ヘパリン複合体を形成させ,そのトロンビン不活化能をトロンビンに対する発色性合成基質を用いて測定する方法。
凍結保存は避けてください。
(基準値について)20pg/mLは,深在性真菌症のカットオフ値です。エンドトキシン定量以外の項目との重複依頼は避けてください。本検査においては,血漿中の(1→3)-β-D-グルカンを測定いたします。血液2.0mLを専用容器(PE2)にて採血し,よく混和させ,速やかに冷蔵保存にてご提出ください。グルカン製剤(抗悪性腫瘍剤),セルロース膜で精製した血液製剤などの投与,セルロース膜での透析後の血液などは,データが高値を示す可能性があります。また,多発性骨髄腫・高γ-グロブリン血症では非特異的反応を示す可能性があります。溶血検体では,溶血の度合いにより検査不能となる場合があります。
下図の容器に採血し,よく混和してください。速やかに冷蔵保存してください。
エンドトキシン定量以外との重複依頼は避けてください。
D012(42)
(1→3)-β-D-グルカン
免疫学的検査判断料144点
(真空採血量2mL)
内容:ノボヘパリン 15IU
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
β-D-グルカン値は,基礎疾患として,急性骨髄性白血病(AML),前骨髄球性白血病(APL),急性リンパ性白血病(ALL),成人T細胞白血病(ATL),低形成性白血病,多発性骨髄腫,悪性リンパ腫,慢性心不全,脳梗塞,原発性肝癌,肝細胞癌,肺癌,胃癌,誤嚥性肺炎,悪性組織球症,AIDS,陳旧性肺結核,再生不良性貧血等が認められた以下の深在性真菌感染症において高値が得られている.
[データ解釈時での注意事項]
グルカン製剤(抗悪性腫瘍剤)、セルロース膜で精製した血液製剤などの投与、セルロース膜での透析後の血液などは、データが高値を示す可能性がある.また,多発性骨髄腫・高γ-グロブリン血症では非特異反応を示す可能性がある.溶血検体では,高値傾向を示す場合があり,溶血の度合いによっては検査不能となる場合がある.
測定法文献
吉田 耕一郎,他:医学と薬学 67(6):895~902, 2012.
臨床意義文献
大林 民典:臨床病理 44-6-528~532 1996