現在のラボ:セントラルラボ

項目コード:06148 1(旧 6148 5)
検査項目
JLAC10
&ユ
受託可能日は月~金曜日です。続柄・臨床診断名・投与薬剤名・輸血歴・移植歴は必ず明記してください。本項目は主として臓器移植が対象となります。受給者血清中の提供者Tリンパ球・Bリンパ球に対する抗体を調べる検査です。
HLA・移植関連検査の検体について 1.MLC(リンパ球混合培養),ダイレクトクロスマッチ(リンパ球交差試験)は予約検査となりますので,採血前に必ず担当営業員にご連絡ください。
2.必ず専用容器にて規定量を採血してください。やむを得ず規定量に満たない場合は,蓋を開けて陰圧を解除してください。ただし,MLC(リンパ球混合培養)と同時依頼の場合は,無菌であることが重要となりますので必ず規定量を採血してください。
3.HLA-A,B,C,DPB1,DRB1,DQB1(DNAタイピング)検査は,必要に応じてPCR-SSP法,PCR-rSSO法も併用させていただきます。
4.移植後のHLAタイピングをご依頼の場合は,レシピエントとドナーのアリルが混在し判定できない場合がありますのであらかじめご了承ください。
〔ご注意〕
移植後のHLAタイピングをご依頼の場合は,移植前のHLAの結果と提供者のHLAの結果を必ず依頼書にご記入ください。
受給者(Recipient)血液1.5mLを採取し,血清分離し,室温保存してください。
提供者(Donor)血液10.0mLを下図の容器に採血し,よく混和させ,室温保存してください。
ヘパリン入り (真空採血量10mL)
内容:ヘパリンNa 130IU
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
移植、特に腎移植をはじめとする臓器移植において、組織適合性試験のためのHLA検査及び、抗体確認のためのダイレクトクロスマッチ(リンパ球交差試験)は重要である。移植受給者が移植提供者に対する抗体を有した状態(ダイレクトクロスマッチTリンパ球陽性)に、移植を実施した場合、移植後、超急性拒絶反応が惹起されるため、移植前には必ずダイレクトクロスマッチを実施し陰性を確認する。
測定法文献
小川 公明:SRL宝函 10-4-34~37 1986
臨床意義文献
福西 孝信:臨床病理 特90-127~138 1991