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○シスタチン C
項目コード:06199 5(旧 6199 0)
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
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シスタチン C
3C016-0000-023-064 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
-
112
※4
-
金コロイド凝集法
金コロイド法
金コロイド標識抗体を反応させ,抗原抗体反応により金コロイド粒子が凝集する色調変化を光学的に測定する方法。 - M 0.63~0.95 F 0.56~0.87(mg/L)
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シスタチン C
備考
推算GFRcys(項目コード No.06449 7)を同時に依頼いただきますと推算GFRcys値をご報告いたします。(下記参照)
診療報酬
D007(30)
シスタチンC
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点
- ア 「シスタチンC」は、EIA法、ラテックス凝集比濁法、金コロイド凝集法又はネフェロメトリー法により実施した場合に限り算定できる。
イ 「シスタチンC」は、「尿素窒素」又は「クレアチニン」により腎機能低下が疑われた場合に、3月に1回に限り算定できる。ただし、「ペントシジン」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
推算GFRcysについて
日本人のGFRcys推算式
男性:推算GFRcys値 (mL/min/1.73m2) =(104×Cys-C-1.019×0.996Age)-8
女性:推算GFRcys値 (mL/min/1.73m2) =(104×Cys-C-1.019×0.996Age×0.929)-8
血清シスタチンCは国際的な標準物質に基づく測定結果を用いて推算します。
18歳以上に適用されます。(18歳未満には適用しません。)
報告条件
- シスタチンC (項目コード No. 6199 0 No. 0112 6:0795 No. 0795020749 No. B43402 ) と同時に依頼された場合のみ、ご報告いたします。
- 下記に該当する場合は、ご報告できません。
- 「シスタチンC」あるいは「推算GFRcys」のいずれか1項目のみご依頼された場合。
- 年齢及び性別が依頼書に記載されていない場合。
- 年齢が18歳未満の場合。
- 正式な単位は、「mL/min/1.73m2」ですが、報告単位は「mL/min」と略して報告させていただきます。
臨床意義
腎臓における糸球体濾過率(GFR)の指標で、現在繁用されている尿素窒素(BUN)やクレアチニン(Cr)にはGFRの指標として使用するには、食事の影響や組織蛋白の異化や肝機能に敏感に反応し変動してしまう。また、β2マイクログロブリンやα1マイクログロブリンは感度が高いGFRの指標であるが、炎症や悪性腫瘍が併存することで偽高値となる。したがって、シスタチンCは簡便特異性が高く、従来の検査と比べて感度が高いGFRの指標として有用である。
異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患
早期腎症, 糖尿病性腎症, 慢性腎臓病(CKD)
参考文献
測定法文献
Tanaka M,et al:Clinical Biochemistry 37:27~35,2004.
臨床意義文献
平田 昭彦,他:日本臨床 60(増8):515~519,2002.