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○日本脳炎ウイルス
項目コード:06964 5(旧 6964 6)
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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日本脳炎ウイルス
5F385-1430-023-141 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
- 4~6
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79
※6
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CF(補体結合反応)
CF(Complement fi xation)
補体結合反応
補体が抗原抗体複合体と結合することと溶血反応を引き起こすことを利用した方法。
赤血球に溶血素を結合した感作赤血球は補体が結合すると溶血を起こすが,抗原抗体複合体が存在すると補体が消費され溶血が阻止されることから,溶血の程度から抗体の存在を判定する。 - 4未満(倍)
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日本脳炎ウイルス
備考
&E
下記参照(*CF)
*CF(補体結合反応):補体結合反応におきましては抗補体作用がみられ,測定不能になる場合がありますので,抗凝固剤を入れずに採血して速やかに血清分離し冷蔵保存してください。
出発希釈 4倍(髄液の測定も可能です 検体量 0.4mL(冷蔵) 基準値 1倍未満 出発希釈 1倍)
診療報酬
D012(11ツ)
ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(日本脳炎ウイルス)
免疫学的検査判断料144点
- ウイルス抗体価(定性・半定量・定量) 下記をご参照ください。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
日本脳炎は典型的な急性脳炎であり,致命率が20~50%と高く,回復者の約半数も精神・神経障害を伴う後遺症を残すことから重要視され,日本では法定伝染病の一つである。1967年以前かなりの猛威をふるっていたが,1972年からは患者発生数は減少し毎年数十人の患者の発生が認められるのみとなった。ワクチンについては1954年以来,中山・予研株が用いられていたが,1990年より北京株に変更された。
潜伏期は4~21日,夏~秋に流行(感染地域は西高東低)がみられコガタアカイエ蚊によって媒介され(吸血の際,皮下の毛細血管にウイルスを含む唾液を注入),血管内皮細胞とリンパ節,肝臓,脾臓,その他細網内皮系細胞で増殖し血流あるいは鼻神経を介して脳内に侵入し,脳の神経細胞で増殖して細胞を破壊することによって,脳炎特有の症状を呈する。
しかし,日本脳炎ウイルスを注入されたヒトの約300人に1人が脳炎を発症し,大多数は末梢でウイルスが増殖するが,中枢神経まで侵入しない不顕性感染に終始することが多い。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
髄膜炎, 脳炎
参考文献
測定法文献
北村 元仕 他:臨床検査マニュアル (文光堂) 880~886 1988
臨床意義文献
五十嵐 章:臨床検査MOOK28 ウイルスの臨床検査 (金原出版) 141~144 1988