糖代謝解析 | SRL総合検査案内

現在のラボ：セントラルラボ

○糖代謝解析

項目コード：08341 4(旧 8341 5)

検査項目
JLAC10

材料
検体量
（ｍL）

容器

キャップ
カラー

保存
（安定性）

所要
日数

実施料
判断料

検査方法

基準値
（単位）
糖代謝解析

部分尿
5

A00

10～13

Gas-Chromatography-Mass Spectrometry(GC/MS)法

下記参照

備考

&ﾂ
食事2時間後に採尿してください。

容器

A00 旧容器記号 X

ポリスピッツ

貯蔵方法：室温

補足情報

糖代謝解析基準値

グルコース	6.25～115.85 μg/mg Cr.
ソルビトール	0.00～ 11.01 μg/mg Cr.
フルクトース	0.00～197.62 μg/mg Cr.
ミオイノシトール	1.02～ 8.34 μg/mg Cr.
1,5-アンヒドログルシトール	0.00～ 9.38 μg/mg Cr.
クレアチニン	0.30～ 2.30 mg/mL

Glucose	6.25 – 115.85 μg/mg Cr.
Sorbitol	0.00 – 11.01 μg/mg Cr.
Fructose	0.00 – 197.62 μg/mg Cr.
Myoinositol	1.02 – 8.34 μg/mg Cr.
1,5–anhydroglucitol	0.00 – 9.38 μg/mg Cr.
Creatinine	0.30 – 2.30 mg/mL

臨床意義

グルコースの代謝に障害が生ずると、ポリオール代謝経路が亢進して、ソルビトール、フルクトースが多量に産生され、糖尿病の合併症の発生原因となる。ミオイノシトールは高血糖状態で尿中への排泄が増加する。1、5－アンヒドロ-D-グルシトールはヘモグロビンA1c(HbA1c)より近似の血糖値を反映し、早期の糖代謝の変動を表す。クレアチニンは腎機能検査の指標とされており、他の代謝成分の排泄量の判断基準になるとともに腎機能を反映する。
妊娠糖尿病においては非妊娠期の糖尿病または妊娠中の他の耐糖能異常と比べて尿中のソルビトールとフルクトースの排泄比に違いが見られることから妊娠糖尿病と糖尿病の鑑別診断の補助として有用である。