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抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体 (抗TPO抗体)〔CLEIA〕

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体 (抗TPO抗体)〔CLEIA〕
    5G285-0000-023-052
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (21日)
    2~4

    138
    ※6
    CLEIA

    CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
    化学発光酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。

    3.3未満 (IU/mL)

診療報酬

D014(11)
抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体
免疫学的検査判断料144点 ★

  • 「抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体」を、「抗甲状腺マイクロゾーム抗体半定量」と併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

容器

補足情報

臨床意義

自己免疫性甲状腺疾患であるバセドウ病や橋本病の患者血清中に多く存在する抗マイクロゾーム抗体は、甲状腺マイクロゾーム分画の甲状腺ペルオキシダーゼ (TPO:thyroid peroxidase) に対する抗体であることがわかり、抗TPO抗体と称するようになりました。
抗TPO抗体は、甲状腺細胞に対する細胞障害作用を有し、自己免疫性甲状腺疾患が疑われる場合に測定されます。
甲状腺組織の崩壊に伴う腫大 (甲状腺腫) がみられ、抗TPO抗体陽性の場合は、バセドウ病や橋本病を考慮する必要があり、またこれらの疾患の治療経過観察にも有用であると評価されています。

参考文献

測定法文献
矢野 美沙紀, 他:医学と薬学 77 (5):793~804, 2020.
臨床意義文献
戸井田 晋, 他:ホルモンと臨床 43 (11):1107~1115, 1995.

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