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Mg(マグネシウム)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • Mg(マグネシウム)
    3H025-0000-023-271
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (1ヵ月)
    2~4
    11
    ※4
    キシリジルブルー法
    1.8~2.6(mg/dL)
その他の受託可能材料

診療報酬

D007(01)
マグネシウム
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆

容器

臨床意義

Mgの生体内における生化学的作用は多岐にわたり,しかも酵素活性やエネルギー代謝過程に不可欠である。従来,独特の症状,徴候がないので単独で取り上げられることは少なかったが,その病態生理学的役割の重要性についても再認識する必要がある。ことに体液喪失時や利尿剤の長期投与時は定期的に血清Mg濃度の検査が必要となる。一方尿中Mg量はMg欠乏症の診断に有用である。

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患

Mg剤過剰投与, Addison病, ビタミンD投与, ミルク・アルカリ症候群, リチウム治療, 急性肝炎, 急性腎不全乏尿期, 甲状腺機能低下症, 高Mg透析液使用, 白血病, 慢性腎不全

減少する疾患

SIADH, 家族性腎性Mg喪失症, 吸収不良症候群, 急性膵炎, 原発性アルドステロン症, 高Ca血症, 糖尿病, 尿細管性アシドーシス, 慢性アルコール中毒, 慢性腎不全利尿期, 利尿剤投与

参考文献

測定法文献
北村 元仕:実践臨床化学 1版 (医歯薬出版) 166~171 1974
臨床意義文献
荒川 泰行 他:日本臨床 53-増-762~768 1995

関連項目

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