現在のラボ:セントラルラボ

項目コード:00528 5(旧 0528 8)
検査項目
JLAC10
凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。
●細胞性免疫検査のご依頼について
1.検体は採取後、当日中にご提出ください。
2.リンパ球が少ない場合は多めに採血してください。
3.骨髄液でのご依頼の場合は、専用容器(H00)を使用し冷蔵にてご提出ください。
4.リンパ節など、組織でのご依頼の場合は、専用容器(H20)に浮遊させ冷蔵にてご提出ください。
下図の容器に採血し、よく混和させ冷蔵保存してください。

保存液入り (真空採血量5mL)
			内容:保存液 0.7mL
			貯蔵方法:冷蔵
			有効期間:製造から1年 (アルミシート開封後1ヵ月)
		
ナチュラルキラー(NK)細胞は主に流血中に存在し、非感作で抗腫瘍活性や、抗体産生系に対する調節作用をもつ細胞であり、生体防衛免疫監視機構として注目されている。形態学的には顆粒リンパ球として同定される。また、モノクローナル抗体を用いた表層マーカーの特異性からも、他の白血球と区別できる。NK細胞は末梢血のほか、脾、扁桃、肝、さらに炎症時の腹水、胸水、関節滑液中にも存在する。
NK細胞の悪性化については、NK細胞は顆粒リンパ球(large granular lymphocytes:LGL)の形態を示し、LGLタイプの白血病がNK-LGL白血病とT-LGL白血病の2種類に分類される。
Down症候群、ウイルス感染症の初期、顆粒リンパ球増殖異常症
Chediak-東症候群、Crohn病、SLE、重症複合免疫不全症、多発性硬化症(MS)、白血病
測定法文献
康 浩一,他:Medical Technology 21(7):574~580, 1993.
臨床意義文献
安保 徹:日本臨牀 48(増):726~729, 1990.