現在のラボ:セントラルラボ

項目コード:00M65 7(旧 0M65 2)
検査項目
JLAC10
リアルタイムPCR
PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり、分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより、PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。
£ 検出限界は200コピー/mL、定量限界は500コピー/mLです。
他項目との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。

滅菌ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
JCウイルス(JCV)はポリオーマウイルス科に属するDNAウイルスで、多くの人が幼少期に不顕性感染し、その後は腎臓や血液細胞などに潜伏感染するとされ、成人の抗体保有率は70~80%との報告があります。JCウイルスは免疫機能の低下に伴い再活性化し、中枢神経に感染して進行性多巣性白質脳症(progressive multifocal leukoencephalopathy:PML)の原因となります。
PMLは脳の白質に多発性の脱髄病変を生じる疾患で、麻痺や認知障害、言語障害など多彩な神経症状を呈し、進行性で予後不良とされています。診断においては、脳脊髄液中のJCウイルスDNAをPCRで検出することが重要であり、非侵襲的に病原体の存在を確認できるため、PMLの診断補助として有用とされています。
本検査は、リアルタイムPCR法により脳脊髄液中のJCウイルスDNAの定量値を報告いたします。
進行性多巣性白質脳症(PML)
測定法文献
Pal A, et al:J Virol Methods 135(1):32~42, 2006.
臨床意義文献
Cortese I, et al:Nat Rev Neurol 17(1):37~51, 2021.