現在のラボ:セントラルラボ

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項目コード:01A69 4(旧 1A69 6)
検査項目
JLAC10
次世代シーケンサーを用いて、膨大な数のDNA断片の塩基配列の決定を、同時並行的に行う方法。
がん組織から抽出した核酸を用いて、IDH1遺伝子変異を解析し、胆道癌患者に対してイボシデニブの適応判定の補助をすることを目的としております。
検査に必要な腫瘍細胞の割合は30%以上です。
未染標本スライド提出に際しての留意事項は下記をご参照ください。
「00X54 8:FGFR2融合遺伝子(FISH)」以外との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
本検査をご依頼の際には、必ず「0M951 3:核酸抽出項目」も併せてご依頼ください。
●提出条件
未染標本スライドは、病理組織学的な評価がなされ、検査に必要な腫瘍細胞割合(標本中の全細胞に占める腫瘍細胞の%)以上存在することを確認してください。
必要な割合に満たない場合には、未染標本スライドの裏面から腫瘍細胞領域をマーキングしてください。
マーキングがされないまま提出されますと、マクロダイセクションができず、偽陰性など判定結果に影響を及ぼす可能性がありますので、あらかじめご了承願います。
●未染標本スライドの提出に際して
採取された組織は速やかに10%中性緩衝ホルマリン溶液に浸漬し、固定を行ってください(推奨固定時間は6~48 時間程度、生検材料は3~6時間程度)。ご提出の際には、可能な限り3年以内に作製したホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)ブロックより、指定の厚さにて連続切片を作製してください。
なお、薄切時には検体ごとにミクロトーム刃を交換するなど、コンタミネーションに充分ご注意ください。
また、組織のホルマリン固定により核酸が断片化されているため、固定液の種類や組成、固定時間、固定後の検体の保存状態によっては、解析不可能となることがありますので、あらかじめご了承ください。
また、未染標本スライドはオブジェクトケース(Z10)に入れ室温保存にてご提出ください。
●生検標本について
・生検標本は検体が微量であることが多く、組織自体がほとんど消失している場合や、腫瘍細胞が含まれていない組織片になっている可能性がありますので、あらかじめご注意願います。
・スライド10枚以上をご提出ください。
・有核細胞数が少ない検体は必要な核酸量が得られず検査不能となる場合があります。僅少な生検検体(組織切片の面積が4mm2以下[2mm×2mm以下])の場合は15枚以上のご提出をお願いいたします。
D004-2(01 ロ)
悪性腫瘍組織検査(ロ 処理が複雑なもの)
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
![[オブジェクトケース] プレパラート (スライドグラス)](../../common/yoki-images/z10.jpg)
[オブジェクトケース]
プレパラート (スライドグラス)
貯蔵方法:室温
| 遺伝子変異等 | がん腫 | 関連する医薬品 |
|---|---|---|
| IDH1遺伝子変異 | 胆道癌 | イボシデニブ |
胆道癌は、肝内胆管癌、肝外胆管癌、胆嚢癌、乳頭部癌などの総称であり、一部にIDH1遺伝子変異が起こることが知られております。IDH1遺伝子変異は「2-ヒドロキシグルタル酸(2-HG)」を産生し、細胞の分化阻害やエピジェネティックな変化を引き起こし、がん化を誘導します。
近年では治療標的としても注目されており、胆道癌においてもIDH1阻害剤の有効性が評価されております。
本検査はIDH1阻害剤であるイボシデニブ(商品名:ティブソボ®錠)のIDH1遺伝子変異陽性の治癒切除不能な胆道癌に対する適応の判定の補助に必須となるコンパニオン検査です。
胆道癌
測定法文献
Meenakshi M, et al:PLOS ONE 12(8):e0181968, 2017.
臨床意義文献
Abou-Alfa GK, et al:Lancet Oncol 21(6):796~807, 2020.