現在のラボ:セントラルラボ

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項目コード:03977 4(旧 3977 8)
検査項目
JLAC10
次世代シーケンサーを用いて、膨大な数のDNA断片の塩基配列の決定を、同時並行的に行う方法。
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未染標本スライド上の有核腫瘍細胞の割合は、マクロダイセクション後の領域として30%以上が最適ですが、最低でも20%以上にてご提出ください。なお、肝細胞のDNA量は他の体細胞の2倍であるため、検体が肝組織の場合はより多くの腫瘍細胞割合が必要です。未染標本スライド提出に際しての留意事項は下記をご参照ください。
他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。測定および解析状況によっては所要日数が変わる場合があります。
●提出の際の留意事項
・酸脱灰操作は行わないでください。脱灰が必要な場合は、EDTAを主成分とする中性脱灰液を使用してください。
・組織の表面積25mm2未満の場合:切片の合計体積が1mm3以上になるように、厚さ4~5μmの切片の枚数を追加してください。
●未染標本スライドについて
採取された組織は速やかに10%中性緩衝ホルマリン溶液に浸漬し、固定を行ってください(推奨固定時間は6~48時間)。ご提出の際には、可能な限り3年以内に作製したホルマリン固定パラフィン包埋FFPE)ブロックより、指定の厚さにて連続切片を作製してください。なお、薄切時には検体ごとにミクロトーム刃を交換するなど、コンタミネーションに充分ご注意ください。また、組織のホルマリン固定により核酸が断片化されているため、固定液の種類や組成、固定時間、固定後の検体の保存状態によっては、解析不可能となることがありますので、あらかじめご了承ください。
●生検標本について
生検標本は検体が微量であることが多く、組織自体がほとんど消失している場合や、腫瘍細胞が含まれていない組織片になっている可能性がありますので、あらかじめご注意願います。
B011-5+D006-19
がんゲノムプロファイリング評価提供料 +がんゲノムプロファイリング検査
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
[オブジェクトケース]
プレパラート (スライドグラス)
貯蔵方法:室温
FoundationOne CDx がんゲノムプロファイルは、米国のファウンデーション・メディシン社により開発された、次世代シークエンサーを用いた網羅的がん関連遺伝子解析システムです。
患者さんの固形がん組織から得られたDNAを用いて、324の遺伝子における塩基置換、挿入/欠失、コピー数異常および再編成などの変異検出、ならびにバイオマーカーとして、マイクロサテライト不安定性(Microsatellite Instability: MSI)の判定や腫瘍の遺伝子変異量(Tumor Mutational Burden: TMB)の算出を行います。また、国内既承認の複数の分子標的薬のコンパニオン診断として、適応判定の補助に用いることが可能です。
固形腫瘍
測定法文献
Schwaederle M, et al:Mol Cancer Ther 14:1488, 2015.
臨床意義文献
Hirshfield KM, et al:Oncologist 21:1215, 2016.