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○トロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体(TAT)
項目コード:02194 4(旧 2194 6)
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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トロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体(TAT)
2B210-0000-022-052 -
血漿
0.5 -
PC2
↓
A00 -
(21日)
- 2~4
-
171
※3
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CLEIA
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。 - 3.0以下(ng/mL)
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トロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体(TAT)
備考
凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)
診療報酬
D006(24)
トロンビン・アンチトロンビン複合体(TAT)
血液学的検査判断料125点 □
- 「トロンビン・アンチトロンビン複合体(TAT)」、「プロトロンビンフラグメントF1+2」及び「フィブリンモノマー複合体」のうちいずれか複数を同時に測定した場合は、主たるもののみ算定する。
容器
PC2 旧容器記号 K H2 11
3.2%クエン酸ナトリウム入り (真空採血量1.8mL)
内容:3.2%クエン酸Na 0.2mL
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年 (25本入りプラスティックケース開封後1ヵ月)
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
凝固系が活性化されると,トロンビンが生成される。トロンビンは直ちに,その阻害因子であるアンチトロンビンⅢ(ATⅢ)と結合し複合体を形成し不活化される。それゆえ,生体内で凝固が活性化されるとトロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体(TAT)が生成されることによりトロンビンの活性を失わせる。したがって,血中のTATを検出することは,トロンビンを検出することと同様,血管内のトロンビン生成(凝固系の活性化)の指標となる。なおTATの測定結果は,厚生省血液凝固異常症調査研究班によるDIC診断基準に,補助的検査成績として採用されている。
異常値を示す病態・疾患
高値疾患
DIC,広範囲な組織損傷,敗血症, 悪性腫瘍(癌または白血病), 肝疾患, 静脈血栓症,肺塞栓,心筋梗塞, 妊婦,妊娠中毒症, 溶血性貧血,心臓性ショック
参考文献
測定法文献
木村 真波 他: 医療と検査機器・試薬 33(4):525~533,2010.
臨床意義文献
櫻川 信男:日本臨床 53-増-48~50 1995