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プロテインC活性

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • プロテインC活性
    2B700-0000-022-311
    速やかに遠心
    血漿
    0.4
    PC2

    A00
    凍結
    2~4
    227
    ※3
    凝固時間法

    凝固時間法
    測定対象となる因子の欠乏血漿とトロンボプラスチン,アクチン,塩化カルシウムを加え,凝固するまでの時間を測定する方法。

    64~146(%)

備考


凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)

診療報酬

D006(31)
プロテインC活性
血液学的検査判断料125点 □

容器

補足情報



臨床意義

プロテインC(PC),プロテインS(PS)が欠乏したり,抗凝固活性をもたないPC,PSが産生されると,凝固反応を制御する機能が低下し,凝固亢進状態になり,血栓症の原因となる。よって血栓症(主に深部静脈血栓症,表在静脈血栓症,肺血栓塞栓症)を疑うとき,あるいは,新生児の急性電撃性紫斑病,高度肝障害,播種性血管内凝固症候群(DIC),ワーファリン療法開始時の経過観察に利用される。(先天性欠損症 タイプⅠ:抗原量,抗凝固活性値とも低下. 先天性異常症 タイプⅡ:抗原量は正常で抗凝固活性値は低下)

異常値を示す病態・疾患

低下疾患

DIC, ビタミンK製剤投与患者, 外科手術後, 肝硬変, 先天性欠損症(タイプⅠ・Ⅱ), 慢性肝炎

参考文献

測定法文献
藤岡 貴:医学と薬学 73 (5):621 ~ 626, 2016.
臨床意義文献
鈴木 宏治:日本臨床 68(増1):736~741,2010.

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