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HTLV-Ⅰ(ATLV) プロウイルスDNA (pX領域)(2016年12月2日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止
    HTLV-Ⅰ(ATLV) プロウイルスDNA (pX領域)(2016年12月2日ご依頼分をもって受託中止)
    5F454-1440-070-851
    組織
    250mg
    ARR
    凍結
    (3ヵ月)
    10~16
    PCR

    PCR(Polymerase chain reaction)
    DNAが加熱により2本鎖から1本鎖に解離し,冷却することで2本鎖に戻ることを利用し,1本鎖DNAを鋳型として目的のプライマーを結合させ,DNAポリメラーゼの転写反応によりDNA合成を行うことを繰り返し,目的とするDNA領域を指数関数的に増幅させる方法。

    陰性 (プロウイルスを認めず)
その他の受託可能材料

備考


血液:凍結保存は避けてください。化学療法などにより細胞数が減少している場合は,必要量のDNAが抽出できない場合がありますので,あらかじめご了承ください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。

容器

補足情報

臨床意義

HTLV-Ⅰは,成人T細胞白血病(ATL)の原因ウイルスとして発見され,さらにHTLV-Ⅰ関連脊髄症(HAM)や慢性肺疾患,関節炎,ぶどう膜炎などとの関連が明らかにされ,他臓器癌,糞線虫症などへの関与も指摘されている。ATLのキャリアから発症は,約750人から2,000人のキャリアの中から1年につき1人の発症が推察されている。キャリアからのATLの発症はほとんど母子間感染例であり,成人以降にHTLV-Ⅰに感染した場合,ATLを発症する可能性は極めて低いとされている。
HTLV-Ⅰの血清学的検査の目的は,白血病・リンパ腫などの血液疾患や脊髄症を含む種々の病態におけるHTLV-Ⅰの関与の検討や,献血者や妊婦のスクリーニングによるキャリアの発見と輸血や母子間の感染の予防およびHTLV-Ⅰウイルスの地域的な漫淫度と,その感染経路の解明のための疫学調査などに用いられる。
HTLV-Ⅰ抗体の測定にはゼラチン凝集法(PA法),化学発光酵素免疫測定法(CLEIA),蛍光抗体法(FA法),ウェスタンブロット法(WB法)などがある。PA法は簡便で多数の検体を測定できるため,献血者スクリーニングに適しているが,低力価での偽陽性,非特異反応などが問題である。よって,一つの方法のみの判断では危険であり,FA法,WB法での確認を行い,病名や家族歴を確認したり,経過観察も必要である。またHTLV-Ⅰ抗体陽性の場合,その個人はHTLV-Ⅰに感染していると判断できる。ただし,ATLと最終診断するためのウイルス学的検査としてはリンパ球(末梢血またはリンパ節細胞)の内部にHTLV-ⅠプロウイルスDNAがモノクローナルに組み込まれていることをサザン法用いて証明する必要がある。

参考文献

測定法文献
畑中 正一 他:蛋白質核酸酵素 35-17-3055~3060 1990
臨床意義文献
小林 信之:医学のあゆみ 162-9-554~558 1992

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