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○梅毒定性RPR〔LA〕
項目コード:06386 7(旧 6386 0)
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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梅毒定性RPR〔LA〕
5E074-1351-023-062 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
-
15
※6
- ラテックス比濁法
- 陰性
-
梅毒定性RPR〔LA〕
備考
乳び検体ではデータ影響を及ぼす場合がありますので避けてください。また,溶血検体では高値となる場合がありますので避けてください。
診療報酬
D012(01)
梅毒血清反応(STS)定性
免疫学的検査判断料144点
- 「梅毒血清反応(STS)定性」、「梅毒血清反応(STS)半定量」及び「梅毒血清反応(STS)定量」は、従来の梅毒沈降反応(ガラス板法、VDRL法、RPR法、凝集法等)をいい、梅毒血清反応(STS)定性、梅毒血清反応(STS)半定量及び梅毒血清反応(STS)定量ごとに梅毒沈降反応を併せて2種類以上ずつ行った場合でも、それぞれ主たるもののみ算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
梅毒血清反応検査の結果の解釈
STS | TP抗原 | 結果の解釈 |
---|---|---|
RPR〔LA〕等 | TP抗体〔LA〕等 | |
(-) | (-) | 非梅毒 ごく初期の早期梅毒 (まれ) |
(+) | (-) | ごく初期の早期梅毒※ 生物学的偽陽性 (BFP) |
(+) | (+) | 活動性梅毒 (要治療) 治癒状態の梅毒 |
(-) | (+) | 治癒状態の梅毒 ごく初期の早期梅毒 TP抗原系の非特異反応による偽陽性 (まれ) |
※ BFPを呈する疾患や最近の感染機会の有無を調査する。
STS抗体価の推移をモニターし、TP抗体の陽性反応を認めた場合、初期の梅毒感染を疑う。
あくまでも臨床診断が優先であり、血清学的検査は補助診断である。
梅毒血清反応検査の使用と留意点
《STS》
カルジオリピン抗原に対する抗体。梅毒感染初期から陽性化し、治療後は陰性化する場合が多く梅毒症状をよく反映する。
生物学的偽陽性反応(BFP)が多い。
《生物学的偽陽性 (BFP)》
STS (RPR) は生物学的偽陽性 (BFP) が多く、梅毒感染以外に肝疾患、自己免疫疾患、妊婦などで偽陽性を示す場合がある。
《TP抗体》
トレポネーマ抗原に対する抗体で梅毒感染時に認められる特異的な抗体。
過去に梅毒陽性となった患者血清では、いつまでも抗体価が高値で持続する場合がある。
まれに非特異反応が認められる。
臨床意義
梅毒の免疫学的検査法は、梅毒の病原体であるTreponema Pllidum由来の抗原(TP抗原)を用いる方法とカルジオライピン、レシチンからなる脂質抗原が、梅毒患者血清と反応すること(ワッセルマン反応)を利用するSTS法とに大別される。現在STS法として、ガラス板法、RPRカードテスト法などがあり、広く普及している。しかし、これらの方法は用手法のため操作が煩雑で、判定に主観が入る等の問題がある。本法は、ラテックス比濁法の原理に基づきカルジオライピン、レシチン抗原を用い、光学的に梅毒脂質抗体を定量測定し、客観的判定が可能である。
真性梅毒、先天性梅毒、梅毒の初期感染、治療後の梅毒、潜伏梅毒、梅毒とBFP(生物学的擬陽性)の判別、妊婦梅毒、治療効果の判断。
参考文献
測定法文献
桜庭 尚哉:医学と薬学 63(1):103~109,2010
臨床意義文献
水岡 慶二:検査と技術 21-7-549~555 1993