現在のラボ:セントラルラボ

項目コード:06556 8(旧 6556 1)
検査項目
JLAC10
リアルタイムPCR
PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり,分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより,PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。
他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
指定の採取量を下図の容器に採取後,4 ~ 5回静かに転倒混和し,室温にて30 ~ 60分放置してください。凝固完了を確認後,遠心分離しそのまま凍結してご提出ください。他項目との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
D023(04)
HBV核酸定量〔分岐DNAプローブ法、TMA法又はPCR法〕
微生物学的検査判断料150点
凝固促進剤+血清分離剤入り (真空採血量5mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
B型肝炎ウイルス(HBV)の感染の診断には,HBs抗原/HBs抗体,HBe抗原/HBe抗体,HBc抗体,DNAポリメラーゼ,HBV DNA等マーカーがすでに臨床応用されている。また,HBVキャリアの病態の予後や治療効果の判定には血清ウイルス量が反映するとされている。しかし近年,遺伝子変異によりHBe抗原を産生できないHBV変異株の存在があきらかになり,また,これまでのHBV DNA定量検査で検出ができない低ウイルス量の症例が多数存在することが判明してきた。本検査は,リアルタイムPCR法により高感度かつ広い測定レンジでHBV DNAを定量的に測定することが可能であり,感染診断および治療のモニタリングに有用である。
B型肝炎
測定法文献
菅原 昌章, 他: 医学と薬学 73(10): 1329~1339, 2016.
臨床意義文献
狩野 吉康,他:医学と薬学 58(1):137~149,2007