現在のラボ:セントラルラボ

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項目コード:0R953 6(旧 R953 3)
検査項目
JLAC10
凍結保存は避けてください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
造血器腫瘍遺伝子検査のご提出について 検体は採取後、当日中にご提出ください。
下図の容器に採血し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
他項目との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
D006-16
JAK2遺伝子検査〔アレル特異的定量PCR法〕
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
EDTA-2Na入り (真空採血量2mL)
内容:EDTA-2Na 3.0mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
EDTA-2Na入り (真空採血量5mL)
内容:EDTA-2Na 7.5mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
骨髄増殖性腫瘍(MPN)は、大きくフィラデルフィア染色体(Ph)陽性と陰性に分類されます。Ph陰性MPNには、真性多血症(PV)、本態性血小板血症(ET)、原発性骨髄線維症(PMF)、さらには慢性好中球性白血病、慢性好酸球性白血病非特定型、肥満細胞症が含まれます。
JAK2遺伝子変異は、PVにおいてV617F変異(617番目のアミノ酸であるバリン(V)がフェニルアラニン(F)に置き換わるホットスポット変異)が約95%の頻度、エクソン12が約3~5%の頻度で変異し、ほぼ100%の症例で変異陽性となります。またET、PMFでも約60%の症例で陽性となります。
近年では、MPNにおけるJAK2 V617Fの遺伝子変異割合(allele burden:アレルバーデン)が高いと血栓症・出血イベントがみられることが報告されており、本疾患におけるJAK2遺伝子変異検出の有用性が高まっています。
骨髄増殖性腫瘍 真性多血症・本態性血小板血症・原発性骨髄線維症
測定法文献
桐戸 敬太,他:臨床血液 59(6):669~674,2018.
臨床意義文献
金倉 譲,編:Ph陰性骨髄増殖性腫瘍~分子病態と治療の最前線~初版.医薬ジャーナル,2016.