現在のラボ:セントラルラボ
○アミラーゼ(AMY)
項目コード:00429 5(旧 0429 1)
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
アミラーゼ(AMY)
3B160-0000-023-271 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
-
11
※4
- JSCC標準化対応法
- 37~125(U/L)
-
その他の受託可能材料
診療報酬
D007(01)
アミラーゼ
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆
- 「トリプシノーゲン2(尿)」と、「アミラーゼ」、「リパーゼ」、「アミラーゼアイソザイム」、「トリプシン」又は「エラスターゼ1」を併せて実施した場合には、いずれか主たるもののみ算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
アミラーゼは,そのほとんどは膵と唾液腺由来のものである。
血清および尿中アミラーゼの測定は血中への酵素逸脱の程度を表すので,主として膵疾患の診断に重要である。よって膵炎,膵管内圧上昇などが起こると逸脱が増加する。この変化は,膵内外分泌機能や膵管などの変化よりも早期に起こり,病勢をよく反映するので,膵疾患のスクリーニング,早期診断,経過観察に役立つ。しかし,アミラーゼは膵ばかりでなく唾液腺でも多く産生されるので,鑑別にはアミラーゼアイソザイムの分別定量が必要である。
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患
肝硬変, 唾液腺摘出, 糖尿病(重症), 膵摘出
上昇する疾患
アミラーゼ産生腫瘍, マクロアミラーゼ血症, 肝疾患, 高唾液型アミラーゼ血症, 腎不全, 唾液腺疾患, 胆道十二指腸疾患, 膵疾患
参考文献
測定法文献
高笠 信之:The Chemical Times 201(3):9~11, 2006.
臨床意義文献
早川 哲夫,他:日本臨牀 53(増刊号1):311~313, 1995.