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○アルドラーゼ
項目コード:00434 9(旧 0434 1)
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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アルドラーゼ
3B100-0000-023-272 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
-
11
※4
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UV-酵素法
酵素法
測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。 - 2.1~6.1(U/L)
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アルドラーゼ
備考
診療報酬
D007(01)
アルドラーゼ
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
アルドラーゼは嫌気性解糖系酵素で分子量約4万のサブユニットα,β,γからなる四量体蛋白α4,β4,γ4の3種類のアイソザイムがあり,それぞれ筋(A)型,肝(B)型,脳c型と呼ばれている。これらは別々の遺伝子によってコードされており,A型は第16(q22-24),B型は第9(q21.3-22.3),C型は第17染色体上にある。
アルドラーゼは2種類の基質に作し,一つはフルクトース-1,6-ジフォスフェート,アルドラーゼで解糖系の反応を可逆的に触媒する酵素で,全身の臓器に広く存在するため,組織崩壊に伴い血清中に流出する。
3つのアイソザイムのうちA型は骨格筋,心筋,脳,胎児組織,癌細胞に,B型は肝,腎,小腸上皮に,C型は神経系に多く含まれ,特に肝では発生過程で最も早期に出現する。したがって,アルドラーゼとそのアイソザイムの測定は,上記の各組織障害で起る疾患や状能の診断・障害程度や治療効果の判定に有用である。
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患
Tay-Sachs病, 果糖不耐症
上昇する疾患
Kugelberg-Welander 症候群, ウイルス性肝炎, 悪性腫瘍, 甲状腺機能異常, 心筋梗塞, 進行性筋ジストロフィー症, 多発性筋炎, 白血病
参考文献
測定法文献
三浦 雅一,他:臨床検査機器・試薬12(5):1005~1009,1989.
臨床意義文献
井田 雅祥:日本臨床 47-増上-233~235 1989