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○抗MDA5抗体
項目コード:00E38 5(旧 0E38 6)
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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抗MDA5抗体
5G122-0000-023-023 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
(28日)
- 2~4
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270
※6
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ELISA
ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。 - 32未満 陰性
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抗MDA5抗体
備考
不活化(非働化)検体ではデータ影響を及ぼす場合がありますので避けてください。
診療報酬
D014(37)
抗MDA5抗体〔ELISA法〕
免疫学的検査判断料144点 ★
- 「抗MDA5抗体」、「抗TIF1-γ抗体」及び「抗Mi-2抗体」は、厚生労働省難治性疾患克服研究事業自己免疫疾患に関する調査研究班による「皮膚筋炎診断基準」を満たす患者において、ELISA法により測定した場合に算定できる。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
抗MDA5抗体は、多発性筋炎/皮膚筋炎の中でも筋症状のみられない皮膚筋炎(CADM)に特異的な自己抗体です。また、本検査の陽性患者では難治性の急速進行性間質性肺炎になりやすいことがわかっています。そのため抗MDA5抗体の検出は、CADMの診断、治療法の選択、予後の予測に期待されています。
参考文献
測定法文献
Sato S, et al:PLOS ONE 11(4):e0154285, 2016.
臨床意義文献
中嶋 蘭,他:Jpn. J. Clin. Immunol. 36(2):71~76, 2013.