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○HBVゲノタイプ
項目コード:06101 2(旧 6101 2)
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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HBVゲノタイプ
5F015-1405-023-023 -
血清
0.6 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
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340
※6
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EIA
EIA(Enzyme immunoassay)
酵素免疫測定法
測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。
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HBVゲノタイプ
備考
HBs抗原量の少ない検体は,判定保留となる場合があります。
診療報酬
D013(14)
HBVジェノタイプ判定
免疫学的検査判断料144点 ◇
- 「HBVジェノタイプ判定」は、B型肝炎の診断が確定した患者に対して、B型肝炎の治療法の選択の目的で実施した場合に、患者1人につき1回に限り算定できる。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
HBVは、その遺伝子配列の違いにより8種類の遺伝子型に分類されます。日本で報告されているゲノタイプは主としてC型であり、地域によってB型が多い地域があります。このゲノタイプによって、B型肝炎の臨床症状や治療応答性が異なることが明らかにされており、B型の方がC型よりインターフェロンの治療効果が高く、C型は予後が悪いとの報告が出されています。近年、海外に多かったA型が日本においても増えてきており、B型やC型では稀な大人で急性肝炎を起こした症例でも、慢性化するとの報告があり、ますますゲノタイプ測定の重要性が高まっています。
参考文献
測定法文献
田中 靖人,他:臨床病理 57(1):42~47,2009.
臨床意義文献
ETURO ORITO,他:HEPATOLOGY 34(3):590~594,2001.