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項目コード:00194 6(旧 0194 2)
検査項目
JLAC10
電気泳動法
荷電粒子の浮遊する電解質溶液に通電すると,粒子は各粒子の荷電と逆の極側に移動する現象を利用し,移動度から目的の物質を測定する方法。
水溶液支持体にはセルロースアセテート膜,アガロースゲル,ポリアクリルアミドゲルなどが用いられる。
血液型BまたはO型でLewis分泌型の人では,ALP総活性値およびALP5の出現率が高くなることがあります。
D007(14)
ALPアイソザイム
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
正常及び各種疾患のヒト血清中には下表のように肝性・骨性・胎盤性・小腸性などの数種類のALPアイソザイムが出現し,これらの間に電気泳動易動度,耐熱性,各種アミノ酸による阻害度,免疫交差反応などにかなりの相違がみられ,相互の分別に利用されている。
肝臓-肝・胆道の閉塞などで出現
肝臓-肝・胆道疾患などで上昇
骨-骨生成疾患などで上昇(ALP3上昇時にはALP2との分離が不明瞭になることがあります)
胎盤-主に妊娠時に出現
小腸-脂肪食後,肝硬変などで上昇
免疫グロブリンと結合したALP *小児ではALP3が主分画
測定法文献
芝 紀代子:目でみる電気泳動法2 (医歯薬出版) 55~71 1989
臨床意義文献
坂岸 良克:臨床検査 32-11-1262~1271 1988