現在のラボ:セントラルラボ
○HBc抗体(IgG)
項目コード:06829 5(旧 6829 7)
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
HBc抗体(IgG)
5F018-1430-023-052 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
-
130
※6
-
CLEIA
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。 - C.O.I. 1.0未満
-
HBc抗体(IgG)
備考
診療報酬
D013(06)
HBc抗体半定量・定量
免疫学的検査判断料144点 ◇
- 免疫抑制剤の投与や化学療法を行う患者に対して、B型肝炎の再活性化を考慮し、当該治療開始前に「HBs抗原」、「HBs抗体」及び「HBc抗体半定量・定量」を同時に測定した場合は、患者1人につきそれぞれ1回に限り算定できる。
- 「HBc抗体半定量・定量」と「HBc-IgM抗体」を同時に測定した場合は、一方の所定点数を算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
HBV感染症の血清学的診断は、血中HBs抗原の検出により可能であるが、HBs抗原産生量が非常に少ない場合や一過性感染例では、すでにHBs抗原が消失している場合もある。このような例ではHBVに対する感染抗体であるHBc抗体を測定することが必要となる。意義としては、低抗体価(低力価)はHBVの過去の感染(多くの場合、HBs抗体陽性)を示し、高抗体価(高力価)はHBVの感染状態(ほとんどの場合HBs抗原陽性)を示す指標となる。
異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患
B型肝炎
参考文献
測定法文献
八橋 弘,他:医学と薬学66(6)1075~1081,2011.
臨床意義文献
櫻井 慶造 他:医学と薬学 47-3-501~509,2002.