現在のラボ:セントラルラボ

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項目コード:00E27 7(旧 0E27 3)
検査項目
JLAC10
次世代シーケンサーを用いて、膨大な数のDNA断片の塩基配列の決定を、同時並行的に行う方法。
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がん組織から抽出した核酸を用いてEGFR遺伝子変異、ALK融合遺伝子、BRAF遺伝子V600E変異を検出し、非小細胞肺癌に対する薬剤の適応を判断することを目的としております。
検査に必要な腫瘍細胞の割合は10%以上が推奨です。
検体提出に際しては栄研化学株式会社より発行される「細胞診検体採取・処理操作マニュアル」等に記載された検体提出詳細情報に準じてご提出ください。
未染標本スライド提出に際しての留意事項は下記をご参照ください。また未染標本スライド提出の際は必ず腫瘍細胞領域にマーキングをしたHE染色標本1枚を合わせてご提出ください。
凍結保存は避けてください。
他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
●本検査のご依頼に際して
栄研化学株式会社より検査材料ごとに発行される以下資料に記載の検体提出方法に準じてご提出ください。https://mints.eiken.co.jp/
・「細胞診検体採取・処理操作マニュアル」
・「細胞診検体の品質(核酸総収量と検体外観の目安)」
・「気管支鏡細胞診検体の提出方法」
・「癌性胸膜炎胸水検体の提出方法」
・「FFPE検体の提出方法」
D004-2 01 注1イ+D004-2 01 ロ
悪性腫瘍組織検査
遺伝子関連・染色体検査判断料100点※2
[オブジェクトケース]
プレパラート (スライドグラス)
貯蔵方法:室温
遺伝子変異等 | がん腫 | 関連する医薬品 |
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EGFR遺伝子変異 | 非小細胞肺癌 | ゲフィチニブ、エルロチニブ塩酸塩、アファチニブマレイン酸塩、 オシメルチニブメシル酸塩、ダコミチニブ水和物 |
ALK融合遺伝子 | アレクチニブ塩酸塩、クリゾチニブ、ブリグチニブ、 セリチニブ、ロルラチニブ | |
BRAF遺伝子V600E変異 | ダブラフェニブメシル酸塩及びトラメチニブジメチルスルホキシド付加物の併用投与 |
本検査はコンパニオン診断システムとして、EGFR遺伝子変異、ALK融合遺伝子、BRAF遺伝子V600E変異の検出が可能であり、非小細胞肺癌における抗悪性腫瘍剤の適応判定の補助が可能です。
非小細胞肺癌
測定法文献名
Inoue Y, et al:PLOS ONE 12(4):e0176525, 2017.
臨床意義文献名
Fujita K, et al:Cancer Sci. 114(8):3342~3351, 2023.